ビタミンF(必須多価不飽和脂肪酸)
脂溶性で、その必要摂取量は多く、ビタミン(微量栄養素)という定義からするとその枠を越え、三大栄養素のひとつである脂肪の構成要素を持つことなどから、ビタミンには含めないという説もありますが、動物性油脂の多い現代の食生活には不可欠な栄養素です。
不飽和脂肪酸にはリノール酸、アルファ・リノレン酸、アラキドン酸があり、飽和脂肪酸や炭水化物の燃焼を助けます。
効果
動脈中のコレステロール沈着を防ぎ、心臓病を予防する。
皮膚や髪を健康にする。
細胞がカルシウムを受け取りやすくなり、成長を助け、健康状態を維持する。
毒性
毒性はないが、摂りすぎると体重が増加する場合がある。
欠乏症
湿疹、にきび
多く含まれる食品
植物油(紅花・大豆・菜種・綿実・ゴマ等)ピーナッツ、くるみ、小麦胚芽、海藻、豆類、緑色野菜
RDA
特に定められていないが、総摂取カロリーの1%以上を不飽和脂肪酸が占めるべきと言われる。